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9月1日(火)から2学期が始まる神戸市。長い夏休みを終えて登園・登校が再開するこの時期は、子どもたちの間で感染症が広がりやすいタイミングでもあります。実際、2026年の夏は手足口病が全国35都府県で警報レベルを超える大流行となり、マイコプラズマ肺炎も平年の2倍以上のペースで増えています。「子どもが熱を出したけど、どの感染症かな?」「学校を休んだあと、登校するのに何が必要?」——そんな不安に、この記事がお答えします。
神戸市では、感染症にかかった子どもが学校・園に戻る際の手続き(登校(園)許可書・欠席期間の報告書)や、夜間・休日の相談窓口(#8000・#7119・神戸こども初期急病センター)がしっかり整備されています。「正しい予防」と「正しい登校ルール」を知っておくだけで、慌てずに対応できます。
この記事では、神戸市の子育て世帯向けに、2026年秋に注意したい子どもの感染症と、その予防・出席停止・登校許可書・相談窓口を完全ガイドします。2学期スタート前に、ぜひ保存しておいてください。
2026年は感染症が大流行|秋に向けて注意したい5つの病気
2026年は、新型コロナ流行後の「免疫ギャップ」の影響もあり、子どもの感染症が例年になく流行しています。秋にかけて特に注意したい病気をまとめました。
| 感染症 | 主な流行時期 | 2026年の状況 | 主な症状 |
|---|---|---|---|
| 手足口病 | 夏〜初秋 | 35都府県で警報レベル超え(7月) | 手・足・口の中の水ぶくれ、発熱 |
| ヘルパンギーナ | 夏〜初秋 | 例年並み〜やや増加 | 突然の高熱、のどの水ぶくれ、口内炎 |
| マイコプラズマ肺炎 | 秋〜冬(年によっては夏) | 平年の約2.35倍(2026年第29週) | 頑固な長引く咳、発熱。肺炎に進行しやすい |
| RSウイルス感染症 | 秋〜冬(神戸では増加傾向) | 秋に向けて増加 | 咳・ゼーゼー。乳幼児は重症化に注意 |
| インフルエンザ | 冬(12月〜3月) | 秋から予防接種を検討 | 高熱・関節痛・のどの痛み・咳 |
神戸市を含む兵庫県では、手足口病の警報レベルが継続しており、ヘルパンギーナの増加傾向、RSウイルスの増加もみられています。最新の流行状況は、神戸市感染症統合情報システムや兵庫県感染症対策センターの週報で確認できます。
「夏かぜ」3大感染症の見分け方|手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱
夏から秋にかけて流行する「夏かぜ」と呼ばれる感染症は、症状が似ていて見分けにくいものです。特徴を押さえておきましょう。
| 病気 | 特徴的な症状 | 潜伏期間 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 手足口病 | 手のひら・足裏・口の中に水ぶくれ(発疹) | 3〜5日 | 4歳以下の子どもに多い。まれに髄膜炎など重症化 |
| ヘルパンギーナ | 突然の39℃前後の高熱、のどの奥の水ぶくれ | 2〜4日 | のどの痛みで食事・水分がとれないことも |
| プール熱(咽頭結膜熱) | 発熱・のどの痛み・目(結膜炎)の充血 | 5〜7日 | アデノウイルスによる。感染力が強い |
⚠️ 受診の目安高熱が続く・水分がとれない・ぐったりする・呼吸が苦しそう・発疹が増えるなどの場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。夜間・休日は下記の相談窓口を活用してください。
秋に注意したい!マイコプラズマ肺炎とRSウイルス
マイコプラズマ肺炎|「長引く咳」が特徴
マイコプラズマ肺炎は、学校や家庭内で集団感染しやすい呼吸器感染症です。飛沫感染と接触感染でうつり、潜伏期間が2〜3週間と長く、発症後も頑固な咳が数週間続くのが特徴です。2026年は平年の約2.35倍というペースで患者が増えており、マクロライド耐性菌にも警戒が必要とされています。
子どもが「咳だけがなかなか治まらない」「夜も咳で眠れない」といった場合は、早めに小児科を受診しましょう。学校保健安全法では第三種学校伝染病に分類され、明確な出席停止期間は定められていませんが、急性期は出席停止となり、医師が感染のおそれがないと判断した時点で登校できます。
RSウイルス感染症|乳幼児は重症化に注意
RSウイルスは、生後1歳までにほぼすべての子どもが感染すると言われる身近なウイルスで、秋から冬にかけて流行します。症状は鼻水・咳などの風邪症状から始まり、乳幼児では細気管支炎や肺炎に進行して重症化することがあります。ゼーゼーという呼吸音や息苦しそうな様子があれば、早めに受診しましょう。
RSウイルス感染症には学校保健安全法に基づく出席停止期間の定めがありませんが、厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」では、呼吸器症状が消失し、全身状態が良いことを登園再開の目安としています。園によって運用が異なるため、必ず確認しましょう。
インフルエンザ|秋のうちに予防接種を検討
インフルエンザは例年12月〜3月に流行しますが、ワクチンの効果がつくまでに約2週間かかるため、秋のうち(10月〜11月)に接種しておくのがおすすめです。神戸市では生後6か月以上13歳未満の子どもを対象に、インフルエンザ予防接種の費用助成があります(例年10月〜翌年1月末まで)。助成の詳細は前回の予防接種ガイド記事もあわせてご覧ください。
感染症にかかったときの出席停止|学校保健安全法のルール
学校保健安全法では、学校において予防すべき感染症にかかった場合は「出席停止」となります(欠席ではありません)。登校再開には医師の許可が必要です。主な感染症の出席停止期間をまとめました。
| 感染症 | 出席停止期間の基準 | 提出書類 |
|---|---|---|
| インフルエンザ | 発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日) | 欠席期間の報告書(保護者記入) |
| 新型コロナウイルス感染症 | 発症後5日を経過し、かつ症状軽快後1日 | 欠席期間の報告書(保護者記入) |
| 麻しん(はしか) | 解熱後3日を経過するまで | 登校(園)許可書 |
| 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | 耳下腺などの腫脹が始まった後5日を経過し、かつ全身状態が良好 | 登校(園)許可書 |
| 水痘(みずぼうそう) | すべての発疹がかさぶかになるまで | 登校(園)許可書 |
| 咽頭結膜熱(プール熱) | 主要症状消失後2日を経過するまで | 登校(園)許可書 |
| マイコプラズマ肺炎 | 急性期は出席停止。医師が感染のおそれがないと判断した時点 | 登校(園)許可書 |
| RSウイルス感染症 | 定めなし。症状消失・全身状態良好が目安 | 園の指示に従う |
神戸市の登校(園)許可書・欠席期間の報告書|2024年4月からルール統一
神戸市立の学校園では、感染症に罹患した際の提出書類のルールが2024年4月から統一されています。
インフルエンザ・新型コロナ → 「欠席期間の報告書」
インフルエンザまたは新型コロナウイルス感染症にかかった場合は、保護者が記入する「欠席期間の報告書」を提出します。医療機関の診断書は原則不要です(インフルエンザにかかったことを証明できるもの=薬袋・お薬手帳のコピーなどを添付する学校もあります)。
その他の感染症 → 「登校(園)許可書」
麻しん・おたふくかぜ・水痘・咽頭結膜熱・マイコプラズマ肺炎などは、医療機関が記入する「登校(園)許可書」を提出します。神戸市立の学校園では統一した様式を使用するため、原則文書料が無料です。神戸市医師会加盟以外の医療機関で受診した場合は学校所定の様式を使う場合があるため、事前に学校へ確認しましょう。
📌 8日以上の欠席には注意!欠席期間が発症した翌日から8日以上(幼稚園は9日以上)に及ぶ場合は、基準内で登校できた場合でも「登校(園)許可書」の提出が必要になります。インフルエンザでも欠席が長引いた場合は注意しましょう。
家庭でできる感染症予防|毎日の習慣が大切
感染力の強い感染症から子どもを守るためには、家庭での基本的な予防が何より重要です。
- 手洗い・うがい — 外出後・食事前・トイレ後は必ず。爪の中まで丁寧に。石けんによる手洗いが最も効果的
- 咳エチケット — 咳やくしゃみのときはマスク、なければティッシュ・袖で口を覆う
- 換気 — 30分に1回程度、窓を開けて空気の入れ替えを(感染症対策の基本)
- 十分な睡眠と栄養 — 免疫を高める生活リズムづくり(夏休み明けは睡眠・生活リズムの記事もご参照)
- 予防接種 — インフルエンザは秋のうちに。定期接種の受け漏れもチェック(予防接種ガイドもご参照)
- タオル・食器の共用を避ける — 家庭内での感染拡大を防ぐ
園・学校での感染予防と登園の目安
「症状が治まったかな?」と思っても、感染力が残っていることがあります。登園・登校の再開は、学校保健安全法の基準と医師の判断に従いましょう。熱が下がったからといってすぐに登園させず、主治医や園・学校の指示を確認してください。
神戸市の相談窓口・夜間休日の対応まとめ
夜間・休日に子どもが急に具合が悪くなったとき、神戸市では以下の窓口を利用できます。
| 相談窓口 | 電話番号 | 受付時間 | 内容 |
|---|---|---|---|
| こども医療電話相談 | #8000 | 月〜土 18:00〜翌8:00/日・祝 8:00〜翌8:00 | 看護師による小児救急医療相談 |
| 救急安心電話相談 | #7119 | 24時間 | 救急車を呼ぶべきかなど専門家が助言(成人も対応) |
| こども救急電話相談窓口 | 078-891-3499 | #8000と同じ時間帯 | 携帯電話の短縮ダイヤルが使えない場合など |
| 神戸こども初期急病センター | Webサイトで確認 | 夜間・休日 | 夜間・休日の子どもの急な病気に対応(要受診判断) |
また、最新の感染症流行状況は神戸市感染症統合情報システムや兵庫県感染症対策センターの週報で確認できます。「手足口病にご注意ください!」など注意喚起のPDFも公開されています。
よくある質問(FAQ)
Q. 熱が下がったらすぐ登校していい?
インフルエンザの場合、発症後5日を経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過することが必要です。熱が下がっただけでは登校できません。また、解熱後も体調が万全でない場合は無理をせず休ませましょう。
Q. 登校許可書はどこでもらえる?
学校・園から様式を受け取り、かかりつけの医療機関で記入してもらいます。神戸市立の学校園では統一様式のため原則文書料が無料です。受診の際は学校からもらった用紙を持参しましょう。
Q. マイコプラズマ肺炎はいつまで休めばいい?
第三種学校伝染病で明確な日数の基準はありませんが、急性期は出席停止となります。解熱後も咳が続くことが多いため、医師が感染のおそれがないと判断した時点で登校できます。医師の指示に従いましょう。
Q. 家庭内でうつさないためには?
感染した子どもがいる場合は、マスク着用・こまめな換気・タオルや食器の分離・手洗いの徹底が効果的です。特にRSウイルスやインフルエンザは大人にもうつるため、乳幼児がいる家庭はより注意が必要です。
Q. 夜間に高熱が出た。救急に行くべき?
まず#8000(こども医療電話相談)に電話して看護師に相談しましょう。意識状態や呼吸がおかしい、ぐったりしているなど緊急性が高い場合は迷わず119番です。相談の結果、必要と判断されれば神戸こども初期急病センターなどを案内されます。
まとめ
2026年の秋は、手足口病・マイコプラズマ肺炎の流行に加え、RSウイルスやインフルエンザの季節が重なるため、例年以上に感染症対策が大切です。神戸市の対策をまとめると以下のようになります:
- 正しい予防習慣 — 手洗い・咳エチケット・換気・睡眠・予防接種で感染リスクを減らす
- 出席停止の基準を把握 — インフルエンザは発症後5日+解熱後2日(幼児3日)。他の感染症は医師の許可
- 提出書類はルールに沿って — インフル・コロナは「欠席期間の報告書」、他は「登校(園)許可書」(神戸市は原則文書料無料)
- 相談窓口を活用 — #8000・#7119・神戸こども初期急病センターで夜間休日も安心
- 最新情報の確認 — 神戸市感染症統合情報システム・兵庫県感染症対策センターの週報をチェック
2学期が始まるこの時期こそ、家庭の感染症対策と、もしものときの手続きを確認しておくことが大切です。この記事を保存して、いざというときに役立ててください。わからないことがあれば、かかりつけの小児科医やお住まいの区役所の保健福祉部に気軽に相談しましょう。
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