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「地震が起きたら、どこに集まる?」「非常時持ち出し袋、子どもの分も入ってる?」—— こんな質問に、すぐ答えられるご家庭は意外と少ないものです。2026年9月1日(火)は「防災の日」、その前後の8月30日〜9月5日は「防災週間」です。9月は台風シーズンのピークであり、阪神・淡路大震災の記憶が刻まれた神戸市に住む子育て世帯だからこそ、「防災の日」をきっかけに家族の備えを見直す絶好のタイミングです。
この記事では、神戸市の子育て世帯向けに、①防災の日の由来と意味、②防災の日に家族でやること(家族防災会議・集合場所・連絡方法)、③非常時持ち出し袋の作り方(大人・乳幼児・小学生別)、④家庭の備蓄(神戸市の推奨は最低3日分・できれば7日分)、⑤家具転倒防止・家の中の安全対策、⑥神戸市の防災教育と体験スポット(人と防災未来センターなど)、⑦わが家の避難マップ・マイタイムラインの作り方、⑧防災情報ツールの登録を完全ガイドします。9月1日を「家族の防災の日」にするためのチェックリスト付き、保存して毎年見返せる内容です。
1. 防災の日って何?|9月1日の由来と、防災週間の意味
9月1日は「防災の日」。これは、1923年9月1日に発生した関東大震災(昼11時58分・マグニチュード7.9)に由来しています。この日をきっかけに、台風シーズンも重なる時期でもあり、1960年に制定された「防災の日」は、「災害への備えを確認する日」として全国で防災訓練や啓発行事が行われます。
神戸市にとって防災は特別なテーマです。1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災では、神戸市内を含む兵庫県南部で約6,400人の尊い命が失われました。その経験から、神戸市は「防災都市」として全国に先駆けた取り組みを続けています。また、毎年1月17日は「市民防災の日」とされ、神戸市シェイクアウト訓練が行われています。
📌 2026年の防災の日・防災週間
● 防災の日:2026年9月1日(火)
● 防災週間:2026年8月30日(日)〜9月5日(土)
全国各地で防災訓練・イベントが開催されます。神戸市でも各区や学校、防災未来センターなどで関連行事が行われます。地域の掲示板や区役所の情報をチェックしてみましょう。
2. 防災の日に家族でやること|「家族防災会議」のすすめ
防災の日は、家族で「もしものとき」の話し合いをする絶好の機会です。内閣府の防災ガイドでも、災害時の対応を家族で決めておくことが「命を守る」第一歩とされています。以下のテーマを、防災の日(または防災週間中)に話し合ってみましょう。
家族で決めておきたい3つのこと
| 決めること | ポイント |
|---|---|
| ①集合場所 | 災害の種類や時間帯に応じて優先順位をつけた3か所を決める(例:自宅前 → 近所の公園 → 親戚宅)。全員が把握しておく |
| ②連絡方法 | 携帯電話がつながらないときのため、災害用伝言ダイヤル(171)・災害用伝言板(web171)の使い方を練習しておく。連絡手段は複数確保 |
| ③子どもの引渡しルール | 学校・保育園にいる間に地震が起きた場合、誰がお迎えに行くか・安全確認ができるまで引き渡さないというルールを決めておく |
家族の連絡先カードを作ろう
家族全員が持つ「連絡先カード」を作成しましょう。氏名・生年月日・住所・家族の連絡先・学校名・アレルギー・常用薬・血液型などを記載したカードを、ランドセルや持ち出し袋に入れておくと安心です。乳幼児の場合は、母子健康手帳のコピーも用意しておきましょう。神戸市では、防災の日をきっかけにこうしたカード作りを推奨する取り組みも行われています。
3. 非常時持ち出し袋の作り方|大人・乳幼児・小学生別チェックリスト
神戸市の公式サイトでは、非常時持ち出し袋について「1人1つのリュックサックを用意して、取り出しやすいところに置いておきましょう」と案内しています。重さの目安は男性約15kg・女性約10kg・子ども約6kgですが、「実際に持って走ることができるか」が大切です。家族それぞれの袋を準備しましょう。
全員共通の持ち出し品(基本セット)
- 飲料水(1人1日約3リットル・最低3日分)・非常食(缶詰・レトルト・ビスケット)
- 懐中電灯・予備電池(LED・手回し充電式がおすすめ)/携帯ラジオ・モバイルバッテリー
- 救急用品(ばんそうこう・消毒液・包帯・常備薬・お薬手帳)
- 現金(小銭を含む)・貴重品(マイナンバーカード・保険証・通帳コピー)
- マスク・アルコール消毒液(感染症対策)・タオル・ティッシュ
- 着替え・防寒着・雨具・軍手・ビニール袋・携帯トイレ
- メガネ・補聴器(必要な人)・筆記用具・メモ
乳幼児(0〜2歳)がいる家庭で追加したいもの
- おむつ・おしりふき(サイズは成長に合わせて定期的に見直し)
- 粉ミルク・液体ミルク・哺乳瓶(母乳育児中でも、ストレスで母乳が出にくくなることがあるためミルクセットを)
- 離乳食(レトルト・フリーズドライ)・アレルギー対応食
- 抱っこ紐(避難時の移動に必須)・おくるみ・着替え
- 母子健康手帳(コピー)・お気に入りのぬいぐるみ(安心材料に)
小学生がいる家庭で追加したいもの
- 子どもが食べられる非常食・おやつ・水(好きな味だと食べてくれる)
- 着替え・防寒着・上履き・靴
- 常用薬・アレルギー対応食・連絡先カード(学校名・緊急連絡先)
- おもちゃ・絵本・折り紙(避難所でのストレス軽減に)
- 家族の写真(はぐれたときに役立つ)・筆記用具
📌 ポイント持ち出し袋の中身は定期的にチェックしましょう。飲料水や乾電池など期限があるものは交換が必要です。子どもの成長に合わせて、新学期(9月)や季節の変わり目ごとに見直す習慣をつけると安心です。
4. 家庭の備蓄|神戸市の推奨は「最低3日分、できれば7日分」
災害発生後は、電気・水道・ガスが止まり、コンビニやスーパーから食料・物資がなくなる可能性があります。神戸市は、いざというときに備えて「最低3日分、できれば7日分」の食料・物資を用意するよう推奨しています(飲料水は1人1日約3リットル)。
神戸市がすすめる備蓄のコツが「ローリングストック」です。これは、日頃から少し多めに買い、使った分を買い足すという方法。食品を「備蓄」と意識せずに日常の生活の中で回していけるので、賞味期限切れの心配がありません。「無理をせず、自分に合った備えをしていくことが大切」と神戸市も伝えています。
備蓄の基本リスト
- 食料:米・パスタ・缶詰・レトルト・カップ麺・ビスケット・野菜ジュースなど(家族分・最低3日分〜7日分)
- 水:飲料水(1人1日約3リットル)+生活用水(浴槽に水をためておく)
- 生活用品:トイレットペーパー・ティッシュ・ゴミ袋・ポリ袋・洗剤・石けん
- 乳幼児用品:おむつ・ミルク・離乳食・おしりふき(子ども用品は普段の買い物で少し多めに)
- 常備薬・お薬手帳:アレルギーや持病のあるお子さんは特に重要
📌 ローリングストックの実践例買い物のときに「同じものを2つ買う」ところから始めるのが簡単です。おかずの缶詰やレトルト、おやつ、おむつなどを「多めに買う → 使ったら次の買い物で補充」のサイクルで回します。神戸市の広報誌「KOBE」にもローリングストックの紹介記事があります。
5. 家具転倒防止・家の中の安全対策|地震に備える基本
地震のとき、けがの原因の多くは家具の転倒やガラスの飛散です。特に小さな子どもがいる家庭では、寝室や子ども部屋の安全対策が最優先です。阪神・淡路大震災の教訓から、神戸市でも家具転倒防止対策が重要視されています。
今日からできる家の中の安全チェック
| 場所 | 対策 |
|---|---|
| 寝室・子ども部屋 | 家具は倒れやすい場所に置かない。ベッドのそばに背の高い家具を置かない。家具転倒防止器具(突っ張り棒・L字金具)を取り付ける |
| ガラス窓・棚 | 飛散防止フィルムを貼る。ガラス戸には強化ガラス・合わせガラスへの交換も検討。食器棚には滑り止めシート |
| タンス・本棚 | 重いものは下段に。高いところに重いものを置かない。開き戸のストッパーで中身が飛び出さないように |
| テレビ・電子機器 | 転倒防止ベルト・耐震マットで固定。テレビは壁に固定を |
| 玄関・通路 | 避難経路をふさぐ物を置かない。非常時持ち出し袋を玄関・寝室など取り出しやすい場所に |
📌 おすすめの順番まずは寝室と子ども部屋から対策を始めましょう。人が寝ている時間帯に地震が起きると、家具の下敷きになるリスクが最も高まります。次に、リビング・キッチン、そして玄関の順に対策を広げていくと効率的です。
6. 神戸市の防災教育と体験スポット|子どもに「命を守る」を伝える
神戸市には、阪神・淡路大震災の経験と教訓を伝える施設や、子ども向けの防災プログラムが充実しています。防災の日をきっかけに、親子で防災について学べるスポットを訪れてみるのはいかがでしょうか。
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(HAT神戸・中央区)
- 場所:神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2(HAT神戸内)
- 内容:4階の映像ホールでは震災と復興を追体験。BOSAIサイエンスフィールドでは、実験・ゲーム・VR映像で楽しみながら防災・減災の実践的知識を学べます
- 子ども向け:毎年夏に「夏休み防災未来学校」を開催(2026年は7月18日〜8月23日)。「語り部さんから震災のおはなしをきこう」「なりきり!震災資料専門員」など、小学生から参加できるプログラムが人気です
- 語り部:震災体験を語る「語り部」の講話も聞けます。命の尊さ・共に生きることの大切さを、子どもに伝える絶好の機会です
神戸市シェイクアウト訓練(1月17日・市民防災の日)
毎年1月17日10時に、「まず低く、頭を守り、動かない」の3つの安全行動を約1分間行うシェイクアウト訓練が実施されます。防災速報アプリ等の合図に合わせて、その場で訓練を行うため、参加の申し込みは不要で誰でも気軽に参加できます。2026年は1月17日(土)に実施されました。学校や職場、家庭で一体となって行うことで、いざというときの行動が身につきます。
家庭でできる「おうち防災訓練」
- 避難の練習:「非常時持ち出し袋を持って玄関まで走ろう」など、ゲーム感覚で避難経路を練習
- 防災絵本の読み聞かせ:絵本・図鑑で、子どもが理解できる言葉で「災害」と「備え」を伝える
- 「おやくそく」を決める:地震が起きたら「机の下にもぐる」「外に出たらお家の人と離れない」など、年齢に合わせた約束事を
- 家族会議に参加させる:子どもも交えて集合場所や連絡方法を決めると、防災への関心が高まります
7. わが家の避難マップ・マイタイムライン|家族の避難計画を作ろう
「どこに・いつ・どう避難するか」をあらかじめ決めておくことが、災害時の行動を大きく変えます。「わが家の避難マップ」と「マイタイムライン(マイ・タイムライン)」の2つを作ってみましょう。
わが家の避難マップ(神戸市情報マップ)
神戸市の公式サイト「神戸市情報マップ」では、住所を検索すると、土砂災害・洪水・高潮などのハザードマップと避難場所が確認できます。自宅や通園・通学路のリスクを確認し、利用する緊急避難場所を選んで「わが家の避難マップ」を作成・印刷できます(A4・A3)。作成したマップは、冷蔵庫や玄関など見える場所に貼っておきましょう。
マイタイムライン(避難行動計画)
マイタイムラインとは、台風や大雨などで災害のおそれがある場合に、「いつ・何をするか」を時系列で整理した自分たちの避難計画です。例えば以下のように作成します。
| タイミング | 行動例 |
|---|---|
| 2〜3日前 | 天気予報・台風情報を確認。非常時持ち出し袋の中身を点検 |
| 前日 | ベランダの物を片付ける。窓・雨戸を確認。浴槽に水をためる |
| 警戒レベル3 | 乳幼児連れは早めに避難開始(避難に時間がかかるため) |
| 警戒レベル4 | 危険な場所から全員避難 |
📌 参考避難情報・ハザードマップの詳細は、神戸市公式サイトや、別記事「神戸市の台風・大雨・風水害対策完全ガイド」「神戸市の地震・防災ハザードマップ完全ガイド」もあわせてご覧ください。
8. 防災情報ツールの登録|「知らせる」仕組みを整える
災害時、正しい情報をいち早く受け取るために、事前登録型の防災情報サービスを活用しましょう。神戸市で利用できる主なツールをまとめました。
| ツール | 内容 | こんなときに |
|---|---|---|
| ひょうご防災ネット | 兵庫県・市町村の避難情報、地震・津波・気象警報をメールで配信 | 事前に登録しておくと全世帯に安心。登録は無料 |
| LINE「神戸市災害掲示板」 | 神戸市の災害情報をLINEで受け取る | スマホで手軽に避難情報をチェック |
| 神戸市リアルタイム防災情報 | 避難情報・避難所開設状況をリアルタイム確認 | 「今、避難指示が出てる?」を最速で確認 |
| VACAN Maps | 避難所の開設・混雑状況をリアルタイム表示 | 避難所を選ぶ前に混雑を確認 |
| キキクル(気象庁) | 土砂災害・洪水・大雨の危険度を5段階の色で地図表示 | 自宅周辺の危険度をリアルタイム確認 |
| 災害用伝言ダイヤル(171) | 家族の安否確認・伝言ができる電話サービス | 携帯電話がつながらないときの連絡手段 |
ひょうご防災ネットやLINE「神戸市災害掲示板」は事前登録制です。防災の日をきっかけに、ぜひ登録しておきましょう。登録方法は神戸市公式サイトや各区役所で案内されています。
よくある質問(FAQ)
Q. 防災の日は何をすればいい?
家庭でできることの優先度が高いのは、①家族防災会議(集合場所・連絡方法を決める)、②非常時持ち出し袋の点検・作成、③家具転倒防止対策、④防災情報ツールの登録です。すべて1日でやろうとせず、まずは話し合いから始めましょう。
Q. 非常時持ち出し袋はどれくらいの重さがいい?
神戸市の目安は男性約15kg・女性約10kg・子ども約6kgですが、重要なのは「実際に持って走れるか」です。重すぎると避難の妨げになります。また、1人1つのリュックを、玄関や寝室など取り出しやすい場所に置いておきましょう。
Q. 備蓄は何日分用意すればいい?
神戸市の推奨は「最低3日分、できれば7日分」です。飲料水は1人1日約3リットル。ローリングストック(日頃から少し多めに買い、使った分を買い足す)方式で無理なく備えましょう。
Q. 子どもにはどうやって防災を教えればいい?
防災絵本の読み聞かせ、防災未来センターなどの体験施設、おうち防災訓練(避難ごっこ)、家族会議への参加が効果的です。「地震が起きたら机の下」のような具体的な行動を、繰り返し練習して体で覚えさせることが大切です。
Q. 地震のときの3つの安全行動は?
シェイクアウト訓練の合言葉は、「まず低く(DROP)、頭を守り(COVER)、動かない(HOLD ON)」の3つです。地震を感じたら、この3つの行動を約1分間続けましょう。
まとめ
2026年9月1日(火)は防災の日。神戸市は阪神・淡路大震災から多くの教訓を学び、今も「防災都市」として取り組みを続けています。そのまちで子育てをする私たちだからこそ、「防災の日」を「家族の防災を見直す日」にしましょう。
- 家族防災会議を開く — 集合場所(優先順位3か所)・連絡方法(171)・子どもの引渡しルールを決める
- 非常時持ち出し袋を点検・作成 — 1人1リュック。乳幼児・小学生の追加品も忘れずに
- 家庭の備蓄を確認 — 最低3日分・できれば7日分。ローリングストックで無理なく
- 家具転倒防止対策 — 寝室・子ども部屋から順に、転倒防止器具と飛散防止フィルム
- 防災教育・体験 — 人と防災未来センターで学ぶ・おうち防災訓練・防災絵本の読み聞かせ
- 避難計画を作る — わが家の避難マップとマイタイムラインを家族で作成
- 防災情報を登録 — ひょうご防災ネット・LINE神戸市災害掲示板・リアルタイム防災情報
「備えあれば憂いなし」—— 今日からの小さな一歩が、いざというときに子どもと自分の命を守ります。この記事を保存して、9月1日の防災の日に、ぜひ家族で防災について話し合ってみてください。防災の詳細は、神戸市公式サイトの防災ページや各区役所の防災担当、消防署の防災相談も活用できます。
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