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お子さんが急な病気やけがで病院を受診するとき、「医療費はいくらかかるの?」と不安になる保護者の方は多いはずです。神戸市では所得制限なしで0歳〜高校3年生(18歳年度末まで)の医療費を助成する「こども医療費助成制度」を実施しています。
本記事では、神戸市のこども医療費助成制度の仕組み・自己負担額・申請方法・受給者証の使い方・対象外の費用・県外受診時の対応まで、2026年版として詳しく解説します。
こども医療費助成制度とは?
「こども医療費助成制度」は、公的医療保険を使って医療機関を受診したときの自己負担分を、神戸市と兵庫県が助成する制度です。子育て世帯の医療費負担を軽減し、必要なときに安心して受診できる環境を整えることを目的としています。
神戸市では所得制限を設けておらず、収入に関わらず神戸市内に住むすべての子どもが対象です。2026年7月1日からは、国の公費負担医療制度(自立支援医療など)との同時利用も可能になり、さらに使いやすくなっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 神戸市こども医療費助成 |
| 根拠法令 | 神戸市こども医療費助成に関する条例・兵庫県福祉医療費助成制度 |
| 財源 | 神戸市と兵庫県が共同負担 |
| 所得制限 | なし(全員対象) |
| 対象年齢 | 0歳〜18歳(高校3年生相当)の年度末まで |
対象者・対象年齢
以下の条件をすべて満たす方が対象です。
- 神戸市内に住所(住民票)がある
- 公的医療保険(健康保険・国民健康保険など)に加入している
- 0歳〜18歳(高校3年生相当・18歳到達後の最初の3月31日まで)
「高校生になったら対象外」と思われがちですが、神戸市では高校3年生の3月末まで(18歳年度末)が対象です。高校に通っていない方も、年齢要件を満たせば対象となります。
注意:対象外となるケース
- 生活保護を受給している世帯
- 他の公費負担医療制度を利用している場合(障害者自立支援医療・指定難病・小児慢性特定疾病など)※2026年7月以降は一部同時利用可
- 海外居住中(一時帰国のみの場合も含む)
自己負担額(助成の金額)
神戸市のこども医療費助成では、年齢によって自己負担額が異なります。以下の表を参考にしてください。
| 年齢区分 | 外来(通院) | 入院 | 調剤薬局 |
|---|---|---|---|
| 0歳〜2歳(乳幼児等医療費助成) | 自己負担なし(無料) | 自己負担なし(無料) | 自己負担なし(無料) |
| 3歳〜高校3年生(こども医療費助成) | 1日あたり最大400円(月2回まで) 月3回目以降は自己負担なし |
自己負担なし(無料) | 外来に準じる |
たとえば、小学生のお子さんが風邪で小児科に3回かかった場合:1回目400円+2回目400円+3回目以降0円=最大800円/月 です。4月〜翌月は別の月としてカウントがリセットされます。
薬局でも使えます
処方せんを持って調剤薬局で薬を受け取る場合も、こども医療費助成の対象です。医療機関での受診と薬局での調剤は別カウントになります(医療機関で2回+薬局で2回で計算)。
申請方法:受給者証の取得手続き
こども医療費助成を利用するには、「こども医療費受給者証」の申請が必要です。受給者証が発行されると、医療機関の窓口に提示するだけで助成が受けられます。
申請のタイミング
- 出生時:出生届を提出し、お子さんの健康保険証ができてから申請します(出生届だけでは自動的に受給者証は発行されません)。
- 転入時:神戸市に引っ越してきた場合は、転入届後に改めて申請が必要です。以前の市区町村の受給者証はそのままでは使えません。
- 受給者証の更新:毎年7月1日に更新されます。2026年は6月18日(木)に新しい受給者証が発送されました。
オンライン申請(e-KOBE)が便利
神戸市では、スマートフォンやパソコンから24時間いつでも申請できるe-KOBE(神戸市スマート申請システム)を利用できます。
| 申請方法 | 必要なもの | 処理時間 |
|---|---|---|
| e-KOBE(オンライン) | マイナンバーカード(またはGビズID)・お子さんの健康保険証 | 申請から1〜2週間で受給者証が郵送 |
| 区役所・支所の窓口 | お子さんの健康保険証・保護者の身分証・印鑑(不要な場合も) | 当日または後日郵送 |
e-KOBEの申請ページ:資格の認定申請[こども医療](神戸市スマート申請)
窓口申請の場合は、お住まいの区の区役所・支所の保険年金医療課介護医療係で手続きできます。平日の窓口時間(通常9:00〜17:15)に来庁が必要です。
申請が完了するまでの注意点
申請から受給者証が届くまでの間に医療機関を受診した場合、一旦は自費で支払い、受給者証が届いた後に各区役所・支所に払い戻し申請することができます(受給資格認定日以降の分が対象)。
受給者証の使い方
受給者証が届いたら、以下の手順で医療機関での会計ができます。
- 医療機関の受付で健康保険証とこども医療費受給者証を一緒に提示する
- 医療機関が手続きを行い、自己負担分のみ請求されます
- 0歳〜2歳は無料、3歳以上は1日400円(月2回まで)を支払います
マイナ保険証(マイナンバーカード)での利用
マイナンバーカードを健康保険証として利用している場合も、こども医療費受給者証を窓口で提示することで助成を受けられます。一部の医療機関ではシステム上でマイナ保険証と受給者証の紐づけが可能になってきています。詳しくは受診先の医療機関に確認してください。
助成の対象外となる費用
以下の費用はこども医療費助成の対象外です。
| 対象外の費用 | 具体例 |
|---|---|
| 保険外診療(自由診療) | 健康診断、予防接種、証明書料(診断書・保育所提出書類等)、美容目的の治療 |
| 入院時の食事代・日用品費 | 入院時食事療養費の自己負担分、差額ベッド代、おむつ代 |
| 健康保険の対象外費用 | 処方せんなしの市販薬、鍼灸・マッサージ(保険外) |
| 他の公費制度との重複 | 小児慢性特定疾病・指定難病での受診分(ただし2026年7月以降は一部同時利用可) |
予防接種はこども医療費助成の対象外ですが、神戸市では定期予防接種(BCG・DPT-IPV・水痘・日本脳炎・麻しん・風しんなど)は別途「定期予防接種」として原則無料で受けられます。詳しくは神戸市の予防接種ページをご確認ください。
兵庫県外の医療機関を受診した場合
こども医療費受給者証は基本的に兵庫県内の医療機関でのみ直接使えます。旅行先や帰省先など、県外の医療機関で受診した場合は以下の手順が必要です。
県外受診の払い戻し手順
- 医療機関の窓口では健康保険の自己負担分(3割等)を全額支払う
- 領収書と診療明細書を必ず受け取る
- 帰宅後、お住まいの区役所・支所の保険年金医療課介護医療係に払い戻し申請を行う
- 審査後、登録口座へ払い戻し(通常1〜2ヶ月程度)
払い戻し申請に必要なもの:領収書・診療明細書・受給者証・通帳またはキャッシュカード(口座確認のため)・印鑑(不要な場合も)
また、県内の医療機関でも受給者証の提示を忘れた場合は、同様に払い戻し申請ができます。申請期限は診療月の翌月から2年間ですが、なるべく早めに申請することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q1. 神戸市に転入してすぐ受給者証が手元にない場合は?
転入後に申請し、受給者証が届く前に受診した場合でも、資格認定日以降の医療費は遡って払い戻し申請できます。転入後はできるだけ早めに申請することをおすすめします。
Q2. 受給者証を医療機関の窓口に持参するのを忘れた場合は?
通常の自己負担分(3割等)を支払い、後から各区役所・支所で払い戻し申請ができます。
Q3. 複数の医療機関を同じ日に受診した場合の自己負担は?
3歳〜高校生の場合、1医療機関につき1日400円が上限です。同日に異なる3つの医療機関に行くと最大1,200円になりますが、同じ医療機関には1日400円です。
Q4. 歯科・眼科・耳鼻科でも使えますか?
はい、保険診療であれば歯科・眼科・耳鼻科・整形外科など診療科を問わず対象です。ただし保険外(矯正歯科の矯正料金、コンタクトレンズ処方費用など)は対象外です。
Q5. 子どもが神戸市外の保育園・幼稚園に通っている場合でも対象ですか?
制度の対象は住民票がある市区町村で判断します。神戸市に住民票があれば、通園先が市外でも神戸市のこども医療費助成の対象です。
Q6. 共働きで両親の保険が別々の場合は?
いずれか一方の公的医療保険にお子さんが加入していれば申請できます。扶養に入っている保険証を使って受診してください。
まとめ:神戸市のこども医療費助成のポイント
- 所得制限なし:神戸市内に住む0歳〜高校3年生(18歳年度末)すべてが対象
- 自己負担額:0〜2歳は無料、3歳〜高校生は外来1日400円(月2回まで)・入院無料
- 申請はe-KOBEが便利:スマホから24時間申請可能。申請後1〜2週間で受給者証が郵送
- 県外受診は立替払い→払い戻し:旅行先や帰省先での受診は後日申請が必要。領収書を必ず保管
- 対象外を把握:予防接種・健康診断・差額ベッド代は助成対象外。予防接種は別制度で対応
- 2026年7月から拡充:国の公費負担医療制度との同時利用が可能になり、重度障害などがある方でもダブルでの助成が受けやすくなりました
神戸市のこども医療費助成は、子育て世帯にとって非常に心強い制度です。まだ受給者証を持っていない方は、e-KOBEまたは区役所・支所窓口でお早めに申請しましょう。詳細・最新情報は神戸市公式サイト「こども医療費助成」ページでご確認ください。
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