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「うちの子、中学校に入ったら部活動はどうなるの?」「9月から部活が地域のクラブに変わるって本当?」——神戸市にお住まいで、中学生のお子さんがいる家庭や、これから中学校に進学する小学生のご家庭では、今このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
神戸市は、2026年8月末で市内全中学校の部活動を終了し、2026年9月から「神戸の地域クラブ活動」=「KOBE◆KATSU(コベカツ)」へ完全移行します。これは政令指定都市として初の、本格的な部活動の地域移行として大きな注目を集めている取り組みです。夏休み中(2026年7月18日〜8月31日)には体験入会も実施されており、まさに今、参加するクラブを選ぶ時期を迎えています。
この記事では、神戸市の子育て世帯向けに、①なぜ部活動が変わるのか、②KOBE KATSUとは何か、③部活動との違い、④スケジュールと学年別の移行、⑤登録クラブの探し方、⑥会費・保険、⑦申し込み方法、⑧大会出場・安全面まで完全ガイドします。中学生の保護者も、来年・再来年に中学生になるご家庭も、ぜひ保存してください。
1. なぜ部活動が変わるのか?|3つの背景
神戸市が部活動を地域クラブ活動へ移行する背景には、日本の部活動が抱える課題があります。神戸市公式サイトでは、以下の3つを主な理由として挙げています。
- 選択肢の減少 — 少子化が進み、活動種目やクラブ数が学校によって大きく異なる、閉部・休部が増えるなど、「学校にある部活からしか選べない」状況が生まれています
- 部活動をめぐる課題の増加 — 人間関係のトラブル・苦情・けがの対応など負担が増加。さらに教員不足で、教員による顧問制度の維持が難しくなっています
- 生徒・保護者のニーズの変化 — 「楽しみたい」という声や、学校にはない活動(ダンス・料理・釣り・eスポーツなど)へのニーズが高まっています
神戸市の調査結果(2024年7月・小4〜6年生と保護者)
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 部活に求める目的 | 「友達と楽しく過ごすため」が約40%で最多(「成績を残したい」は固定の1活動を持つ子に多い傾向) |
| やりたい活動 | 複数のやりたい活動を持つ子が増加(年齢が上がるほどその傾向が強い) |
| 男子に人気の学校外活動 | ドッジボール・釣り・eスポーツ |
| 女子に人気の学校外活動 | ダンス・料理・手芸(クラフト) |
2. KOBE KATSU(コベカツ)とは?|基本を理解しよう
KOBE◆KATSU(コベカツ)は、神戸市立中学校の生徒が、放課後・休日に、校区の枠を越えて、スポーツ・文化芸術活動をはじめ、さまざまな活動に参加できる新しい仕組みです。公式サイトのキャッチコピーは「やりたいことに、きっと出会える」。
学校の部活動と違い、「子どもが主人公」という考え方を大切にし、大人の価値観を押し付けるのではなく、子ども自身が自分に合った活動を選べるのが特徴です。スポーツや文化活動に加えて、ボルダリング・ダンス・釣り・料理など、これまで部活動にはなかった活動や、ゆるく楽しむ活動・交流・社会貢献活動まで、幅広い選択肢があります。
KOBE KATSUの3つの目的
- 子どもの選択肢を広げる — 校区の枠を越えて、多様な活動を自分で選べる仕組みを長期的に保障
- 学校教育の充実 — 教員の負担を軽減し、子ども一人ひとりへの指導・支援を充実
- 世代間交流と地域の活性化 — 中学生が地域の人たちと一緒にスポーツ・文化を楽しむ(伝統行事など地域ならではの活動も)
📌 ポイントKOBE KATSUは「部活動がなくなる」というより「部活動が、学校の外に広がって生まれ変わる」イメージです。登録された地域の活動団体が中学校の施設を使って運営するため、学校とのつながりも保たれます。神戸市は政令指定都市として初めて、本格的に部活動を地域移行しました。
3. 学校の部活動との違い|比較でわかりやすく
従来の「中学校部活動」と「KOBE KATSU」の違いを、表にまとめました。
| 項目 | 中学校部活動(〜2026年8月末) | KOBE KATSU(2026年9月〜) |
|---|---|---|
| 運営主体 | 学校 | さまざまな地域の活動団体(登録制) |
| 指導者 | 教員・部活動指導員 | 多様な人材(地域の指導者・OB/OG・教員は兼職兼業の許可を得て参加) |
| 参加できる人 | その学校の生徒 | 生徒など(参加の範囲が柔軟) |
| 活動場所 | 学校の施設 | 学校の施設+地域の施設 |
| 費用 | 部費(実費) | 月会費(団体ごとに設定) |
| 保険 | 日本スポーツ振興センターの災害共済 | スポーツ安全保険(神戸市立中学生は市が負担) |
活動時間(国のガイドラインによる上限)
| 曜日 | 活動時間 |
|---|---|
| 平日 | 16:00〜20:30のうち2時間程度 |
| 休日 | 18:00までの日中のうち3時間程度 |
上限いっぱいまで使う必要はなく、週末だけの活動でも登録申請が可能です。時間の使い方を自分で考えて選べるのも、コベカツの大きな特徴です。
4. 2026年のスケジュール|学年別にどう変わる?
コベカツへの移行スケジュールは以下の通りです。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年4月 | コベカツの参加者募集が開始 |
| 2026年7月18日〜 | 体験入会が順次開始(夏休み中) |
| 2026年8月末 | 市内全中学校の部活動が終了 |
| 2026年9月 | KOBE KATSU 本格開始(2学期と同時) |
学年別の移行タイミング
| 現在の学年 | 移行のタイミング |
|---|---|
| 中学2年生 | 3年生の夏まで学校の部活動を続けられる |
| 中学1年生 | 2年生の夏まで学校の部活動 → その後KOBE KATSUへ |
| 小学6年生 | 中学1年生の夏まで学校の部活動 → その後KOBE KATSUへ。最初からKOBE KATSUの登録団体に参加する選択も可能 |
⚠️ 今が大事なタイミング!現中学1年生・小学6年生は、この夏(体験入会 7/18〜8/31)に参加するクラブを決めると、9月からの本格開始にスムーズにつながります。「まだ先のこと」と思わず、体験入会を活用して、子どもが本当にやりたい活動を見つけるのがおすすめです。
5. 登録クラブは1,000超!探し方と実例
コベカツクラブは、神戸市教育委員会による公募・審査を経て登録された団体が運営します。2026年現在、3回の募集で1,000を超えるクラブが登録されています(第1次募集 2025年1月16日〜2月16日、第2次募集 2025年6月24日〜7月31日、第3次募集 2025年11月18日〜12月18日)。
クラブの探し方は、KOBE KATSU公式サイトの「登録団体一覧」と「コベカツマップ」が便利です。種目ごと・活動場所ごとに検索でき、学校ごとの活動曜日・活動時間一覧も公開されています。
実証事業(先行実施)クラブの例
| クラブ名 | 区・活動 |
|---|---|
| アウトドアクラブ Base Camp MAYA | 灘区(アウトドア) |
| 井吹台ジュニアチーム | 西区(総合スポーツ) |
| 北神戸オーバル | 北区(陸上・総合) |
| KOBEジュニアハイスクールクラブ ドッジボール部 | 垂水区(ドッジボール) |
| 広陵サッカークラブ | 北区(サッカー) |
| こども編集部 | 垂水区(文化・編集) |
| 五感くらぶ | 兵庫区(体験・五感) |
| SCIXラグビークラブ | 東灘区(ラグビー) |
このほか、コベカツではポートアイランドスポーツセンターのスイミングクラブの説明会や、「AI×iPadでオリジナルシールを作ろう」などの体験イベント、救命講習「いのちの教室」なども開催されています。夏休み中は体験入会の機会が盛りだくさんなので、公式サイトの「体験入会実施一覧」をチェックしましょう。
6. 会費と保険はどうなる?|家計への影響
コベカツの会費は、各活動団体が設定します。指導料・施設使用料・消耗品・スタッフの交通費などをカバーするためのもので、学校の施設を活用することで、できるだけ低い金額に設定するよう各団体に求められています。営利を主目的とした参画は登録対象外です。
一方、保険はすべての生徒・指導者に加入が必須で、「スポーツ安全保険」(公益社団法人スポーツ安全協会)に加入します。料金の目安は以下の通りです。
| 区分 | 年間保険料 |
|---|---|
| 生徒 | 800円 |
| 危険度の高いスポーツ | 1,450円 |
| 大人(指導者含む)64歳以下 | 1,850円 |
| 大人 65歳以上 | 1,200円 |
📌 うれしいポイント!神戸市立中学生の保険料は、神戸市が負担するため、各家庭の負担はありません。安心して活動に参加できます。
7. 申し込み方法と参加の流れ
コベカツへの参加申し込みは、公式サイトの「コベカツクラブへの参加申し込み」ページから行います。大まかな流れは以下の通りです。
- 公式サイトをチェック — KOBE KATSU公式サイト(https://kobe-katsu.smartkobe-portal.com)で登録団体一覧・コベカツマップを見る
- 体験入会に参加 — 夏休み中(〜8/31)の「体験入会実施一覧」から、気になるクラブの体験に申し込む
- クラブを選ぶ — 体験の様子を見て、子どもがやりたい活動を本人と相談して決める
- 参加申し込み — 公式サイトから希望クラブに参加申し込み
- 本格開始 — 2026年9月から活動スタート
なお、神戸市は「コベカツに参加しないことも1つの選択」と明言しています。学校では、部活動がなくなったことで生まれる時間を活用し、放課後の個別学習指導や校内での居場所づくりにも取り組む方針です。子ども自身が「放課後や休日の過ごし方を自分で考え、判断する」ことがコベカツの狙いなので、家庭で十分に話し合って決めましょう。
8. 大会出場・指導体制・安全面
大会出場はできる?
できます。コベカツクラブは、兵庫県中学校体育連盟に参加申請し認可されることで、市総体から全中大会(全国中学校体育大会)まで出場可能です。全国中学校体育大会の実施競技の継続・取りやめについては、分かり次第公式サイトで発表されます。
指導者はどんな人?
学校外の多様な活動団体の指導者や、地域団体・保護者の有志、部活動のOB・OG、そして兼職兼業の許可を得た教員など、幅広い人材が指導にあたります。技術・技能を高めるクラブでは競技経験のある指導者が専門的指導を実施し、楽しむクラブでは有志グループと一緒に楽しく活動します。
安全面の取り組み
指導者は、現行の中学校教職員・部活動指導員と同等の研修を、受講履歴が確認できるWEB配信で受講します。研修内容には、①部活動指導について、②安全管理・特別支援生徒の指導、③熱中症予防、④ハラスメント防止などが含まれ、安全・安心な運営が徹底されています。
よくある質問(FAQ)
Q. 部活動は完全になくなるの?
神戸市立中学校の部活動は、2026年8月末で終了し、9月からKOBE KATSU(コベカツ)に完全移行します。ただし、現中学2年生は3年生の夏まで、現中学1年生は2年生の夏まで、従来の部活動を続けられるよう移行期間が設けられています。
Q. 費用はどれくらいかかる?
会費は各活動団体が設定しますが、学校施設を活用することでできるだけ低く設定されています。保険は神戸市立中学生は市が負担するため家庭の負担はありません。
Q. 小学6年生の子どもがいます。どう準備すればいい?
中学1年生の夏までは学校の部活動を続けられるほか、最初からKOBE KATSUの登録団体に参加する選択も可能です。夏休み中の体験入会(〜8/31)を利用して、中学校進学後にやりたい活動を親子で探してみるのがおすすめです。
Q. コベカツに参加しないこともできる?
できます。「コベカツに参加しないことも1つの選択」です。学校では、放課後の個別学習指導や校内での居場所づくりにも取り組みます。無理に参加させる必要はありません。
Q. 大会やコンクールには出られないの?
出られます。兵庫県中学校体育連盟の認可を受けたクラブは、市総体から全中大会まで出場可能です。
Q. 校区外のクラブに参加できる?
できます。コベカツ最大の特徴が「校区の枠を越えて参加できる」ことです。自分の住んでいる校区以外の中学校施設や地域施設で活動するクラブにも参加できます。
まとめ
神戸市の中学校の部活動は、2026年9月から「KOBE KATSU(コベカツ)」へ完全移行します。子育て世帯の皆さんが覚えておきたいポイントをまとめると以下のようになります:
- 2026年8月末で市内全中学校の部活動が終了 → 9月からKOBE KATSU(コベカツ)に移行(政令指定都市初)
- 校区の枠を越えて参加できる — スポーツ・文化芸術・趣味・交流・社会貢献まで幅広い選択肢
- 体験入会は2026年7月18日〜8月31日 — 今がクラブを選ぶ大事なタイミング
- 会費は団体ごと(学校施設活用でできるだけ低く)/保険は市が負担で家庭の負担なし
- 大会出場も可能 — 市総体〜全中大会まで
- 「参加しない」ことも1つの選択 — 子ども自身が過ごし方を決められる
コベカツは、「子どもが主人公」の新しい活動のかたちです。夏休み中に開催されている体験入会を活用して、お子さんが「これやりたい!」と思える活動を見つけてあげてください。詳細や最新情報は、KOBE KATSU公式サイト(https://kobe-katsu.smartkobe-portal.com)または神戸市公式サイト「部活動の地域展開」ページで確認できます。分からないことは、お子さんの学校や神戸市教育委員会に相談しましょう。
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